あなたの家に住宅用火災警報器はついていますか?

消防法が改正されました

消防法(第9条の2)の改正により、
住宅用火災警報器など防火機器を住宅に設置することが義務づけられました。

  • 今お住まいの住宅
    平成22年4月1日から住宅用火災警報器の設置が義務となります。
  • 新築、改築する住宅
    平成16年10月1日から住宅用火災警報器の設置が義務となっています。

データで見る火災の現状

住宅火災が被害の中心です

建築火災の「半数以上」が住宅火災です
死者数の「9割」を占めています
家事のイラスト

建物火災に占める住宅火災の件数
(放火除く)
建物火災に占める住宅火災の件数

建物火災に占める住宅火災の死者数
(放火自殺者除く)
建物火災に占める住宅火災の死者数

とっさに避難できない現状があります

犠牲者の多くが「高齢者」です
「逃げ遅れ」の中には「就寝中」の死者も多く含まれています
「早く気づき」、初期消火や非難行動に移るための対策が必要です!
家事のイラスト

住宅火災の死者数に占める高齢者
(放火自殺者等除く)
住宅火災の死者数に占める高齢者

住宅火災で死に至った経過別割合
(放火自殺者等除く)
住宅火災で死に至った経過別割合

住宅用火災警報器を設置しましょう!

住宅用火災警報器は、天井や天井近くに設置して、住宅火災による煙や熱を自動的に感知、音や音声で警報を発することができます。これによって、就寝中などの火災に気づきにくい状況でも早期の発見が可能になります。

【設置例】天井設置と壁面設置

【設置例】天井設置と壁面設置

警報器は天井中央付近につけます。
壁から60cm以上は離しましょう。
壁面に設置する場合は、天井から15〜50cm以内に取り付けましょう。

家のイラスト

■居室
浴室、トイレ、洗面所、納戸などを除き全ての部屋への設置が必要です。すぐに全ての部屋へは難しければ、手はじめに寝室と台所に設置して、その後順次、増やしていきましょう。  
■階段
階段を上ったところの天井に設置しましょう。できれば、廊下の天井にも設置を。
■台所
火災以外の煙を感知する恐れがあるため、「熱式」の警報器をつけるとよいでしょう。ガス漏れ感知機能をもった複合型警報器もあります。

火災警報器にはどのようなタイプがあるの?

煙式と熱式があります

煙感知式 煙を感知する警報器です。実際の火災は熱よりも煙の方が広がることが多く、居室や階段の設置におすすめです。
熱感知式 熱を感知する警報器です。台所など火災以外の煙が発生しやすい場所への設置に適しています。

単独型と連動型があります

単独型 出火した部屋の煙や熱を感知した警報器のみが音声などの警報で知らせます。
連動型 ひとつの警報器が感知することで、出火した部屋以外の警報器も連動して作動し、音声などの警報を発します。

電池タイプと100Vタイプがあります

既存住宅にお勧めのタイプ

取り付けが簡単で今お住まいの住宅に設置するのに向いています。
乾電池タイプ 室内の配線が不要です。電池を定期的(1〜2年)に交換します。
リチウム電池タイプ 室内配線は不要です。リチウム電池は5〜7年もちますが、本体ごと交換する必要があります。
100Vコード式タイプ 警報器の電源コードをコンセントに接続します。簡単な工事ですみ、電池交換も不要です。

新築やリフォーム時におすすめのタイプ

多機能かつ電池交換が不要で、新築やリフォームの際に向いています。
100V共通ベース式タイプ 専門業者の配線工事が必要ですが、電池交換が不要で、連動型警報器など機能が多彩です。共通ベース式であれば、各メーカーの警報器が取り付け可能です。また、先にベースだけ取り付けしておくことも可能です。
100V直接方式タイプ 専門業者の配線工事が必要ですが、電池交換が不要で、連動型警報器など機能が多彩です。共通ベースを使わず、直接天井に取り付けます。